ヤン・ハマーと言えば!

2017年02月12日 00:00

前回の記事でジェフ・ベックとヤン・ハマーの共演ライブについてをお伝えした。

そのヤン・ハマーを世界中の人が知ったのは1980年代に放映されていてアクション刑事ドラマ「マイアミ・ヴァイス」の主題歌を担当してからだろう。オッサン世代の人はきっと「懐かしい!」と叫ぶろうし、若い世代の方は30年以上前にこんな楽曲があったのかと驚愕されるだろう。



ライブ映像も見つけた。なんと!、トニー・ウィリアムスとの共演だ!。残念ながら若くして亡くなってしまったが、今も尚、ジャズ系ドラマーではトップと言っても良いくらいの凄い人。とにかく1960年代、マイルス・デイヴィスと組んでいた頃のあの超~煩い変態ドラミングを聴くとスゲェのが判る。



さて、この曲、基本的なコードは3つ、G7、A7、C7だ。いわゆるモード楽曲でヤン・ハマーはそれぞれのコードのミクソリディアンにギタリストっぽくマイナーペンタトニック風のフレーズで演奏している。

ギタリストっぽくと言うよりもテーマメロディはもろギターフレーズでしかない。ブルース系ギタリストがかつて好んでいたフレーズをそのままテーマメロディにしている。シンセの音色もわざとオーバードライブしたギターに似せている。

ソロパートも限りなくギタリストが使うフレーズを多用している。ギタリストがミクソリディアンからフレーズを作るとこうなるだろう、そんなフレーズのオンパレード。

だからドラマ、マイアミ・ヴァイスをオンタイムで見ていた頃、てっきりギタリストが演奏していると思っていた。それがヤン・ハマーのシンセから全て音が出ていたと言うのだから・・・。

おっとこっちの方が画質、音質が良いか!。2曲目(6分30秒くらい)がマイアミ・ヴァイスのテーマだ。それと最後の曲は前回の記事で紹介したBlue Windを演奏していて(51分くらいから)、あらまぁ、ジェフ・ベックがいなくても成立しているじゃんか!(笑)。






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